「ここのところ、ゲーセンの景品って色々と種類が増えているみたいですよ」
「ゲーセンっていうとあれか? ぬいぐるみとかだろ」
「ええ、それも勿論あるんですけど…」
「たとえば、変わったものだとどんなのがあるんだい?」
「そうですねぇ………等身大バスタオルとか」
「「「等身大バスタオル?」」」
(うわぁ。すっごい異口同音)
「はい。えーっと…なんて言ったかなぁ……人気女性キャラとかがプリントされてるのがあるみたいなんですよ。
その人達の身長って大抵、160くらいじゃないですか。あと低い人で140とか…
それに合わせて作ってるみたいです」
「じゃあ、小松くんくらいなら丁度いいんじゃない?」
「え」
「確かに、前、ちっこいもんなぁ」
「上から押さえつけながらそういうこと言わないでください!」
「そうだぞ、サニー、これ以上潰れたらどうすんだ」
「酷いこと素で言われた!! ボク、それくらいで潰れませんよ!」
「じゃあ、別にいーだろ?」
「そういう問題じゃありません!」
「小松くんのプリントが入ったバスタオルかぁ……………」
(しばらくお待ち下さい)
「………………うん、いいよね」(ニッコリ)
「ココさんも綺麗な笑顔で何わけわかんないこと言ってるんですか!」
「聞きたい?」
「聞きたくないです!!」
「………はぁ。ボクが言いたかったのは、等身大バスタオルっていうんなら四天王の皆さんのものならありそうだな、って」
「いや、それ無理だろ」
「即答!?」
「だって、なぁ?」←身長220センチ
「ねぇ……?」←身長200センチ
「おさまらねぇだろ、絶対」←身長187センチ
「…………あー……なんか、すごい、納得しちゃいました…」
「やっぱり小松くんサイズで丁度いいってことだよ」
「そだな」
「いや、だからなんでそっちに行き着くんですか!!」
(本気の目をしていた、と後の小松は語ります)
「で」
「はい?」
「話は逸れたけど、他になんか変なのとかねぇのかよ」
「うーん……そうですね。あ、等身大バスタオルとかと同じ感じなんですけど、
等身大シーツとかもありますよ」
「シーツ……っていうと、ベットに引くあれかい?」
「はい。で、さっきも言いましたけど、女性キャラが大抵プリントされてまして……
その…………なんていうか、凄く、扇情的なイラストの場合が多いんですよね…」
「裸とかか?」
「そんなの景品に出来ませんよ!!」
(注意:現行のポルノ法に引っかかりそうなくらいのものはNGですよ。
昨今のどこぞの抱き枕みたいに、胸ばーんとかも駄目です)
「水着とか」
「ほう」
「その水着が、こう、取れ掛かってたりとか」
「へぇ…」
「取れてる、っていうか、俯せになって胸のあたりだけ隠してるみたいなのとか」
「それってもうアピールとか間違ってね?」
「法律に触れない程度ギリギリのラインはいってそうですけどね…」
「……と、なるとだ」
「?」
「小松がプリントされてるとしたら、コックコートが脱ぎ掛かってるとかか?」
「すっごい良いこと思いついたみたいな無邪気な笑顔で何言い出してるんですか、トリコさん!!!!」
「そうだぞ、トリコ」
「ココさん………」
「今までの流れでいくと、水着が妥当な線だろう」
「にゃーーーーー!!!(真っ赤) もっとろくでもないこと真剣な顔で言われたぁぁぁぁ!!!」
(しばらくお待ちください(小松が落ちつくまで))
「はぁはぁ………疲れた……」
「松、うるせーよ」
「そんなに大声を出したら喉が潰れちゃうよ?」
「そうそう」
「誰のせいだと思ってるんですか!!」
「まあ、落ち着けって」
「うー、もう……こんな話するんじゃなかった……」
「あ、景品と言えば、オレもなんか見たことある」
「サニー、ゲーセンに行ったことがあるのか?」
「オレはねーよ。リンのヤツがなんか持って帰ってきたの見ただけ」
「ああ、女性はなんだかんだでファンシーなグッズがあるとかで寄るらしいからね」
「でな。そんとき持って帰ってきたのが、フィギュアでさ」
「フィギュアはもう随分と前からありますよー……」
「そうなの?」
「はい。まあ、さっきも言ったように女性キャラが主体ですけどね。
最近は、女性もプリクラとか、ぬいぐるみとかが目当てでゲーセンに行く機会が増えて、男性キャラものも増えてますけど…
フィギュアなら、トリコさんたちも立体化できそうですよね!」
「お断りだ」
「え、なんでですか、サニーさん」
「美しーオレを忠実に再現出来るわけねー!!」
「……うわぁ…」
「…うん、まあ、サニーだしねぇ…」
「予想はしてたけどな」
「前らなんか文句あるのか!」
「ないですけど……」
「まあ、サニーじゃないけど、ボクもお断りかな。自分のフィギュアなんて、なんだか気持ち悪いし」
「ああ……そうですね、考えてみれば確かに」
「それに」
「それに?」
「呪術とかに使われたりしたら嫌だしね」
「そんなことに使う一般人はいませんよ、ココさん!!!」
「ココなら使ってそうだな」
「ん」
「ああ、そういう意味でだったらトリコとサニーのは欲しいかな? ねぇ、立体化とかしないの?」
「んなもん聞いて誰がやりたいか!」
「そーだぞ、この毒が!!」
「あ、あはははは……」
『最近のゲーセンの景品って凄いんですよって、与太話』
(元拍手用のお話です)