「君をここで止める。たとえそれで私自身が傷ついても、君を止めなくちゃ、君が傷ついてしまうから。」



  名前:セシル・クラスト
  性別:女性
  年齢:20歳
  属性:赤属性(もしくは、土属性)

 『明日』シリーズ時メモ:
 「どうしてこうなってしまったんだろう。
  彼女はそう呟いた。
  虚しい呟きだ。口にしたとしても、答えもなく宙にかき消えてしまうような、そんな言葉だ。
  どうしてなんて、誰にもわからない。わかるはずもない。」

 「だが、迷いのある拳で届く相手ではないことを、彼女は誰よりもわかっていた。
  そう、誰よりも、今この場に集まっている誰よりも、彼女は『彼』のことを理解しているはずだから。

  いや、理解など誰にも出来ないのかもしれない。
  理解できる、すべてがわかる、伝わる、なんてものはただの幻想でしかないのかもしれない。
  それでもわかる。
  どうしたって、わかってしまう。」

 「それくらい近くて、けれどとても遠い。
  今はその遠さが実感できてしまうくらい、とても、とても遠い。」

 「けれど、その遠さに悲しみに暮れるわけにもいかない。
  彼女は今、自分にすべきことが何かがわかっているから。」

 「止める。何があっても、彼を止めなくてはいけない。」

 「そのために迷いは捨てる。
  怯えなど遠の昔に消え失せた。
  退けばすべてを無くしてしまうから、退く足など毛頭ない。」

 「信じて、と言われた。
  言われるまでもなく、信じている。」

 「その答えは、まだ」



(以下、続く)